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心と次元のこと
人間の意識における次元とは精神。肉体の構成原理の本質のようなもの。意識とは感覚の差異の認識をさせる力。肉体の成長と差異の認識力の成長が心を生みだし次元の交差を行う。次元は心を中心にして家族構成員が存在原義として持つ精神との出会いの場。他者を理解する力の原理。

意識次元における次元とは家族構成のことである。人間の個体は一個体では精神にアプローチする事が出来ない。心とは意識と精神の交差する場所で、自我とは精神として構成された意識の姿であり、親子兄弟妻子が自我を構成する因子である。六親という。自己は自我を構成して大人という。すなわち「私」とはこれら家族の意識の合成で成り立つもの。現代人が異様に精神が脆いのは自我の形成が行われていない為である。私を支える存在が居ない。個人ではなく私が成立していない。

 

心と霊性

霊性とは心における精神と意識の交差が拡大して物理空間に実現される力が生まれている状況である。一般的には夢の実現という事が多い。が、これは意識が精神という力を物質に変化させた状態なのでその方向にあたる家族に大きな損傷を与える。事故、怪我、病気、さらには死亡となる。本来の霊性とはその逆で意識を精神に従属させて精神のカタチとして自己を再生させる力を蓄える事である。まあ、これを「徳」と読んでいるが。「徳」は全てに変換する事のできる精神の力であるが真実には新しい時空の、未来の創生の力であるべきもの。

蔑とは

蔑とは本来は呪法の一つである。「蔑み」の視線で人を見る事。奴隷と見做す事。かつての古代中国の「商帝国」は神秘と呪法の国であった。紀元前1000年。商帝国と新進の周帝国が最後の決戦の地「牧野の戦い」で三千人の巫女が軍の最前列に並び周の軍勢に「蔑」を送る。迎え撃つ周の軍師は太公望、戦車に有無を言わせずに突撃させる。神秘主義の終わり。周の合理主義の勝利であった。
現代においての「蔑」とはマインドコントロールで相手を恐怖で支配する事である。これを行なうと心は戦場と化し荒廃著しくなる。すなわち、家庭、社会の荒廃である。宗教団体から能力開発、いじめに至る社会の腐敗と荒廃の元凶である。

 

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